心臓リハビリ
心臓リハビリテーションとは
心臓リハビリの動画を作成しました。 前編と後編に分かれています、是非、ご覧ください
前編(2:13):心臓リハビリとは? なぜ、心臓リハビリを行うのでしょうか?後編(2:35):実際の心臓リハビリの流れと連携施設の紹介
心不全、心筋梗塞、狭心症、心臓手術後などの患者さんは、心臓の働きが低下し、安静生活を続けたことによって運動能力やからだの調節の働きも低下しています。
これらに対して専門職種のもと、適切な運動療法、食事や禁煙の指導や相談などカウンセリングを行うことで、心臓病の原因となる動脈硬化の進行を防止をめざします。
心臓リハビリプログラムとは
心臓リハビリテーションは、運動療法に加えて冠危険因子の是正、患者教育およびカウンセリングなどを含む多職種による多面的・包括的な疾病管理プログラムです。 学術的な効果をふまえ、日本循環器病学会ガイドラインにおいても循環器疾患における急性期から回復期までの心臓リハビリテーションの実施が推奨されています。
心不全
心不全は、『心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気』です(厚生省心不全の定義より引用)。 心不全における心臓リハビリテーションの効果は、運動能力・心不全症状および生活の質の改善、再入院率、死亡率の低下があげられます。
急性心筋梗塞・狭心症
心臓リハビリテーションは動脈硬化のプラークを安定化させ、虚血性心疾患の発症や再発の予防、予後の改善 など様々な効果があげられます。
対象となる方
- 急性心筋梗塞
- 狭心症
- 開心術後
- 経カテーテル的大動脈弁置換術後(TAVI)
- 大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)
- 慢性心不全(適応基準あり)
- 末梢動脈閉塞性疾患(除外基準あり)
心臓リハビリテーションの流れ(約60分)
- 血圧測定、問診、運動処方のご説明(1ヶ月)
- 準備運動、ストレッチ
- エルゴメーターを使用した有酸素運動
- レジスタンス・トレーニング
- 整理体操、ストレッチ
●エルゴメーター
アシスト機能など多岐にわたる運動負荷量の調整が可能です。
●モニタリング
運動中は、脈拍・血圧のモニタリングを行い、早期の変化にも対応します。
費用について
循環器疾患における心臓リハビリテーションは、健康保険による診療となります。 1割負担の方で、約700~1200円/回です。
※ご注意ください
心臓リハビリは完全予約制となっております。
西宮渡辺心臓・血管センターにて病状評価のための検査・運動処方を行い、心臓リハビリテーションを開始いたします。