院長ごあいさつ
はじめに
2021年11月から地域に合わせた心臓リハビリテーションも提供する拠点の一つとして、神戸市東灘区に、西宮渡辺心臓脳・血管センター 東灘クリニックが開院しました。
循環器内科専門医、日本心臓リハビリテーション学会認定の理学療法士、看護師による心臓リハビリテーションは当然ながら、循環器内科専門医、糖尿病内科専門医による診療、また管理栄養士による栄養指導など、多岐にわたる患者様サポートにより、地域の患者様の生活習慣病対策にも貢献できるクリニックとして開院しました。
クリニックでの活動
東灘クリニックは、循環器専門医、日本心臓リハビリテーション学会認定の理学療法士、看護師が在籍し、個々の病状にあわせた心臓リハビリテーションを行っております。 心臓リハビリテーションは心不全、心筋梗塞、狭心症、心臓開心術後、大動脈解離などの大血管疾患、末梢動脈疾患の患者様が来院されています。 地域に密着した心臓リハビリテーションの取り組みの一つとして、開院当初より送迎サービスを実施しております。この送迎サービスの実施により、高齢者を中心に通院しやすい環境を整え、心臓リハビリテーションの維持に繋がっています。さらに、心臓リハビリテーションを継続は、運動のみならず食事療法、および生活面全般の指導・介入が出来、日常生活を安定して送れる患者様も多くみられるようになりました。
また、心臓リハビリクリニックのみで、患者支援、指導が完結するのではなく、患者様の受診タイミングを見計り、栄養士や臨床心理士、介護支援部門との連携を取りながら、さらにかかりつけ医との情報提供も適宜行い、日常生活を含めたサポート体制をスムーズに行えるシステムを構築したいです。 これら通院の利便性を高める送迎サービスの実施、多職種が協働して患者様をサポートするシステム作りが再入院予防にも繋がっています。
コロナ禍の社会ではありますが、心疾患を有するより多くの方に安全で安心できる心臓リハビリテーションを提供できるよう、西宮渡辺心臓脳・血管センター、地域の実地医家・病院との連携を充実させ、地域全体での心臓リハビリテーションの提供に努めて参ります。
社会医療法人 渡邉高記念会 西宮渡辺心臓脳・血管センター 東灘クリニック 院長 山室 淳
院長プロフィール
資格・認定医
- 日本内科学会 認定医・指導医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会 認定医・専門医・指導医
- 日本心臓病学会 特別正会員(FJCC)
- 日本心血管画像動態学会 評議員
- 大阪市立大学臨床研修協力病院 臨床研修指導者
- 神戸大学医学部医学科関連病院 臨床実習指導者
- 神戸市立医療センター中央市民病院 臨床研修管理委員(非常任)
- ドクター オブ ドクターズ ネットワーク® 優秀専門臨床医
経歴
兵庫県出身 | |
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1991年 | 久留米大学医学部第三内科研修医 |
1993年 | 神戸市立中央市民病院循環器内科専攻医 |
1998年 | 神戸市立中央市民病院循環器内科医員 |
2003年 | 先端医療センター診療管理部医師兼務 |
2004年 | 神戸市立中央市民病院臨床研修指導医 |
2005年 | 神戸市立中央市民病院循環器内科医長 |
2005年 | 神戸市立中央市民病院救急部副部長兼務 |
2011年 | 神戸市立医療センター中央市民病院CCU室長兼務 |
2012年 | 西宮渡辺心臓血管センター副院長 |
2013年 | 西宮渡辺心臓血管センター病院長 |
2020年 | 西宮渡辺心臓脳・血管センター管理者 |
2021年 | 西宮渡辺心臓脳・血管センター 東灘クリニック院長 |
受賞歴
1999年 | 日本心エコー図学会 YIA 優秀賞 |
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2003年 | 日本心臓病学会 Clinical Research Award「内科診断」 |