西宮渡辺心臓・血管センターでは、心臓をはじめ循環器領域の高度な医療を支える最新鋭の診断機器を装備しています。
院内の各医療機器は専門病院にふさわしく心臓が綺麗に鮮明に写り且つ低侵襲で被ばく量が少なく患者さんになるべくご負担がかからない機器を取り揃えております。
またこれからも患者さんのお身体を第一に考えた医療機器の導入を目指してまいります。
最先端の Photon-counting CT 「NAEOTOM Alpha」

Dual Source Photon-counting CT “NAEOTOM Alpha” の特長
高分解能、低被ばく、機能情報を同時に実現
Photon-counting CTは、高分解能化や低線量撮影、CT値の定量性などの基本性能が向上することに加え、X線フォトンのエネルギー情報を活用したスペクトラル解析(機能情報)が可能となります。
- 高画質(0.2mm/1,024matrix)
- 超低被ばく・低ノイズ
- 次世代のスペクトラル解析
時代が求めた新コンセプトCT (SOMATOM Perspective)
バランス感覚に優れたスキャナ

- Efficiency(効率)
- Low Dose(低被ばく)
- Image Quality(画質)
医療ビジネスの将来展望(Perspective)を満足させるスキャナです。
多彩な撮影機能で高精細な画像を提供
さまざまな被ばく低減機能
スペック
- 実装64列検出器(発光素子)
- 64DAS収集
- 0.6mm×64 / 1.2mm×32
- UFC検出器
- 6.0MHU管球
- 55kW発生器
- 管電圧:80/110/130kV
- 管電流:20-345mA
- 回転速度:0.6/1.0/1.5秒
- ガントリ傾斜:±30度
- 最大撮影範囲:1600mm
- 画像再構成時間:20画像/秒
- HeartView
- 128-slice(Interleaved Volume Recon)
MRI(磁気共鳴画像診断)装置『MAGNETOM Skyra 3T・Amira 1.5T』
ドイツ・シーメンス社製『MAGNETOM Skyra』3テスラMRI装置は、従来の1.5テスラMRI装置に比べ、2倍の磁場強度を備えており、微小病変の検出や精密な検査に対応可能となります。
心臓および周辺血管の高精細な画像に加え、頭部領域の精密検査、全身領域の検査に対応可能となります。特に心臓や脳血管、末梢血管専用の最新の解析装置を備えています。
また70cmの広い開口部を確保しており、今までより快適に検査を受けていただけます。
循環器用バイプレーン血管撮影装置『Artis zee BC PURE』
循環器領域の冠動脈形成術(PCI)を行うためのバイプレーン血管撮影装置として、ドイツ・シーメンス社製『Artis zee BC PURE』を導入いたしました。
この装置は、先端技術を駆使したX線発生器や平面検出器等が搭載されており、画像解像度の向上と被ばく線量の低減が同時に達成された画期的な装置です。さらに、最新の治療支援アプリケーションを採用し、心臓血管疾患の診断・治療における精度の向上が可能となります。
ハイブリッド手術対応血管撮影装置『Artis zee TA』
ドイツ・シーメンス社製『Artis zee TA』は、3次元CT撮影もできる血管造影装置が完備され、高度な心臓手術などに活用できます。従来の血管内に細い管(カテーテル)を挿入し造影剤を注入することで、微細な血管病変(狭窄、梗塞等)の診断・治療のみならず、従来CTでしか得ることのできなかった断層画像や3D画像の撮影も可能となります。
低体温療法装置『ArcticSun 5000』
アメリカ・Medivance 社製『Artis zee TA』は、患者の体温上昇/下降傾向をモニタリングしながら水温を自動調整するアルゴリズムを搭載しています。患者の体温を自動制御できることが最大の特徴となっており、低体温療法を正確に行うことが可能となります。
運動負荷心電図検査装置『トレッドミルML9000、MAT7000』
フクダ電子社製『トレッドミルML9000、MAT7000』は、虚血性心疾患の診断や重症度を評価するため、電動で動くベルト(トレッドミル)の上を歩きながら心電図や血圧を観察する装置です。
特徴は、非侵襲で虚血性心疾患を診断でき、負荷の強さを定量的に判断でき、さらに一定箇所での歩行検査が可能な点です。
超音波診断装置『iE33』『ARTIDA』『Vivid E9』

心臓超音波検査は、対象者の準備が特に必要ではなく、リアルタイムの画像評価が可能です。
また人体への安全性が高いので、放射線を使用する検査と異なり繰り返し検査が可能です。
当センターでは、PILIPS製 『iE33』、東芝製 『ARTIDA』、GE製『Vivid E9』といった日本における心臓超音波検査機器の最高機種を使用し、心臓の構造が鮮明にわかるリアルタイム3次元動画、経食道3次元動画や、心筋の伸び縮みを評価する心筋ストレイン解析などを駆使して、今までに検出が困難だった各種疾患の発見や評価に威力を発揮しております。
心臓用超音波診断装置『SONOS 7500』

心臓超音波検査は、小さな超音波発信器を胸に置いて拍動している心臓をテレビ画面に映し出す検査で、当センターではPHILIPS社製『SONOS 7500』を導入しています。
超音波検査は無害で痛みがなく時間も15分程度で終わるので、患者さんの負担が少ない検査として多用されてきましたが、この装置は循環器領域において今まで不可能であったリアルタイムでの3次元動画像を表示することが可能となった世界で唯一の機種で、心臓の構造・動きが鮮明にわかることから、心奇形や弁の観察などに威力を発揮する最新鋭の装置です。