下肢静脈(varix)エコー
検査でわかること
下肢静脈瘤(Varix)とは足の静脈弁の機能が悪くなることで、血液が逆流し、静脈が膨れ瘤状に浮き出て見えるようになった状態です。治療の中で重要なことは、弁が壊れて静脈瘤になるのか(1次性静脈瘤)、エコノミークラス症候群として知られている深部静脈血栓症を発症した結果、静脈弁が壊れるのか(2次性静脈瘤)を診断することです。検査では1次性静脈瘤か2次性静脈瘤かを鑑別し、どの場所の弁が壊れたことによる静脈瘤かを診断することができます。
検査方法
検査は立位または座位で行います。足にゼリーをつけ、探触子(プローブ)を軽く押しあてて検査します。
検査時は、下半身はズボンやスカートは脱いでいただき、下着のみ着用した状態となっていただきます。
検査所要時間
通常は20~30分ですが、病気の種類や患者さまの状態などで異なります。
検査を受けられる患者様へ
足の付け根から足首まで検査を行いますので、着脱のしやすい服装でお越しください。
立った状態で検査を行いますので、長時間立つことが難しい方は担当者にお申し出下さい。また、検査中に足の痛みが現れたり、気分が悪くなるような事がありましたらお申し出下さい。
多少時間がかかりますので、トイレはあらかじめ済ませておいてください。
超音波の検査は痛みを伴うものではありません。
使用するゼリーは無色透明、無香料です。成分の殆どは水ですが防腐剤のパラベンを含んでいます。
お薬、食事、飲水の制限はありません。