骨粗鬆症外来について
骨粗鬆症専門外来とは、骨粗鬆症の患者の治療を行う専門外来です。骨粗鬆症は骨の強度が下がり骨折が起こり易くなる疾患です。骨粗鬆症の進行による骨折は高齢者が寝たきりになってしまう要因の多くを占めています。このため、骨折が起こる前に予防的診断を受けることが重要となります。
現在、当院には骨粗鬆症マネージャーが3名在籍しています。
こんな症状はありませんか?
- 背が縮んだ気がする
- 仰向けに寝ると背中が痛い
- 腰が曲がってきた
- 些細なことで骨折した
- 背中がピッタリと壁につかない
少しでも心当たりのあるかたは、手遅れになる前に骨粗鬆症外来を受診してください。
- 予約制となっておりますので、事前に電話または1階事務所にてご予約ください
高齢になるほど多い骨粗鬆症
骨は、新しい骨を作る細胞と古い骨を壊す細胞がバランスよく働いて作られています。
そのバランスが崩れると、骨の量が減ってもろくなり『骨粗鬆症』になります。
背が縮む、腰が曲がるのは年のせいではありません
骨粗鬆症では、骨がスカスカになり、もろく骨折しやすくなります。
この骨粗鬆症が進行すると、背骨が圧迫されてつぶされてしまいます。これを『背骨の圧迫骨折』といいます。この圧迫骨折により、背が縮んだり腰が曲がったりするのです。『背骨の圧迫骨折』は初期症状がなく、気がつかない間に悪化してしまうことが多いようです。症状が進行すると、くしゃみをしただけで骨折する方もおられます。転倒で容易に足の付け根の骨が折れて、歩けなくなります。その時には手術が必要です。
現在では、医学が進歩して骨粗鬆症の進行を止めて骨折を防止することが可能となってきました。
骨粗鬆症の診断と治療をご希望されるかたはぜひ、当院の骨粗鬆症外来へお越しください。
骨粗鬆症になりやすい人はどんな人
- 55歳以上の閉経後女性
- 家族に骨粗鬆症の人がいる
- ステロイド剤を3ヵ月以上飲んでいる
- 小柄で痩せている
- 糖尿病や甲状腺等の病気にかかっている
- タバコを吸う、アルコールをたくさん飲む
当院の骨粗鬆症外来では、このようなことを行っています
簡単かつ正確に骨の量を測る検査を行っています
当院は、DEXA(DXA)法による骨密度測定装置を設置しており、腰痛や骨折の原因となる「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」の診断を行ってまいりました。
2023年、新たに最新鋭のDXA装置(GEヘルスケア・ジャパン製:PRODIGY Fuga)に更新し、患者様には、より安全に、より正確かつ迅速に行うことが可能となりました。
特 徴
◆ 低被ばく・短い時間で患者さんにやさしい検査を提供
腰椎・大腿骨近位部の測定時の入射線量は37μGyです。これは通常の胸部一般レントゲンの約1/6程度に相当します。
◆ 正確な測定が叶える、高画質と高い再現性
スキャンチェック機能により、変形や圧迫からくる測定値の異常や特殊な解析手法を操作者に知らせることにより測定値の信頼性を高めます。
◆ 快適な検査と解析で、高いスループットを実現
OneScan機能、オート解析によって効率よく検査ができます。
※DXA(骨密度検査)とは
DEXA(DXA)法とは、「Dual Energy X-ray Absorptiometry」の略で、二重エネルギーⅩ線吸収法のことです。検査部位は腰椎、大腿骨、前腕骨などで、特に脊椎の骨密度(骨塩量)測定には欠かせない測定法となっています。
運動能力を維持するために、運動療法も取り入れています
当院は兵庫県初認可の疾病予防運動施設「健康塾」を運営しており、医師管理の下で運動療法を提供しています