診療科・部門 /

トップページ   診療科・部門  部門  看護部  特定看護師

特定看護師

特定行為とは

診療の補助行為であり、看護師が手順書によって行う場合は、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに専門的な知識及び技術が特に必要とされる21区分38行為です。

厚労省のホームページより

 

手順書とは

医師または歯科医師が看護師に診療の補助を行わせる為に、指示として作成する文書であり「看護師に診療の補助を行わせる患者の病状の範囲」や「診療の補助の内容」等が定められているものです。

厚労省のホームページより

 

特定行為研修終了者のご紹介

当院では現在4名の特定行為研修終了者が在籍しています。

①所属:西宮渡辺心臓脳・血管センター(3階病棟師長)
2021年に慢性期コースを修了しました。現在胃ろう交換をメインに、年間30件程度実践しています。
胃ろうをもつ患者さんやご家族との関わり、また実習生の指導など、役割の重要性を実感しながら活動しています。

②所属:西宮渡辺心臓脳・血管センター(ICU病棟副主任)
2023年度に集中治療領域を合わせ10区分17行為を修了しました。特定看護師は医師と看護師両方の視点を持ち合わせています。
タイムリーに関わることで異常の早期発見、早期介入を行い、専門性を発揮していき、自己のスキルアップ、看護の質の向上を目指して日々頑張っていきたいと思います。

③所属:西宮渡辺病院(5階病棟)
2023年度、皮膚・排泄ケア認定看護師教育課程(B課程)を修了しました。
特定行為研修で学んだ医学的な知識を基に、患者様の身体所見を病態判断し、褥瘡又は慢性創傷の治療において貢献したいと思います。

④所属:西宮渡辺病院(救急外来副主任)
2023年度に集中治療領域パッケージを含めた10区分17行為を修了しました。
特定看護師として医学的視点と看護学的視点の相互を兼ね備えいきたいと考えています。
多角的、多面的視点から患者さんを包括的にアセスメントし、タイムリーに必要なケアを実践することで、自身が行う特定行為が患者さんの早期回復に寄与できるように自己研鑽に励んでいきたいです。

 

当院の看護師特定行為研修修了者の内訳(2024年4月1日 現在)
特定行為区分 特定行為
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 気管カニューレの交換
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 侵襲的陽圧換気の設定の変更
人工呼吸器がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整
人工呼吸器からの離脱
ろう孔管理関連 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換
膀胱ろうカテーテルの交換
循環器関連 一時的ペースメーカーの操作及び管理
栄養に係るカテーテル管理
(中心静脈カテーテル管理)関連
中心静脈カテーテルの抜去
創傷管理関連 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去
創傷に対する陰圧閉鎖療法
動脈血液ガス分析関連 橈骨動脈ラインの確保
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
脱水症状に対する輸液による補正
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 インスリンの投与量の調整
術後疼痛管理関連 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整
循環動態に係る薬剤投与関連 持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整
持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整
持続点滴中の降圧剤の投与量の調整
精神及び神経症状に係る薬剤投与関連 抗けいれん剤の臨時の投与
抗精神病薬の臨時の投与
抗不安薬の臨時の投与

 

ページトップへ